目次
女系天皇とは
女系天皇と似た言葉で「女性天皇」があります。
まずは男系天皇、男性天皇、女系天皇、女性天皇について簡単に説明します。
- 男系天皇・・・父親の血筋をたどっていくと初代天皇になる継承のこと
- 男性天皇・・・男性の天皇
- 女系天皇・・・母親の血筋をたどっていくと初代天皇になる継承のこと
- 女性天皇・・・女性の天皇
分かりやすく図で説明すると左が男系で右が女系になります。
今の天皇陛下は男系天皇のため、父親をたどっていけば初代天皇の天武天皇(てんむてんのう)に行きつきます。
遺伝の確認
本題に入る前に生物の遺伝について確認します。
子孫を残すとき互いの遺伝子を半分にし、両方の形質を持つようにします。
この形質には優性と劣性があり、優性の形質が必ず出現する「優性の法則」があります。
女系天皇ではダメな理由
人には性別を決める遺伝子があり、女性は「X」染色体、男性は「Y」染色体です。
Y染色体は優性遺伝子のため、Y染色体を持っていると必ず男になります。
つまり、生物学の視点から見ると、現在の天皇陛下のY染色体は初代天皇の染色体かもしれないのです。
もし、女系天皇になってしまったら、この継承が途切れてしまいます。
初代天皇から現在の天皇まで、2600年以上男系天皇で受け継がれてきました。
この継承は決してやめてはいけません。
まとめ
生物の遺伝には「優性の法則」というものがあり、優性の遺伝子の形質が合わられる法則のことです。
人間の性別を決める遺伝子は、X染色体(女性)とY染色体(男性)があり、Y染色体が優性の遺伝子です。
つまり、Y染色体は男性のみが持っていて、今の天皇陛下のY染色体は初代天皇の遺伝子かもしれません。