では、IT業界について解説していきます。
目次
IT業界内の分類
IT業界は、大きく4つに分類されます。
Web業界
Web業界の仕事は、インターネットを介して、あると便利なサービスを提供しています。
例えば、以下のサービスがあります。
- Eコマース・・・インターネット上での売買(Amazon、楽天)
- ポータル・・・検索サイト(Google、Yahoo!)
- SNS・・・情報をシェアするサービス(Twitter、Facebook)
- ソーシャルゲーム・・・不特定多数の人と遊べるゲーム(FGO、グラブル)
- キュレーション・・・欲しい情報を発信するニュースサービス(グノシー、Yahoo!ニュース)
- 電子書籍・・・書籍をスマホやタブレットで読めるサービス(Kindle、Renta!)
- Eラーニング・・・インターネットを通じて学習できるサービス(通信教育、Schoo)
- Web広告・・・サービスの中に表示する広告システムサービス(動画広告、SNS広告)
情報処理サービース業界
情報処理サービス業界では、企業の問題をITの力で解決しています。(設計から運用/保守まで)
例えば、銀行のATMや宅配業社の流通システムなどです。
ソフトウェア業界
ソフトウェア業界では、基本ソフトウェアのOSやアプリケーションなど(PCの中身)の開発を行なっています。
例えば、Windows、MacOS、Excel、Word、Webサーバなどです。
ハードウェア業界
ハードウェア業界では、コンピュータを構成している電子回路や周辺機器など(キーボード、マウス、モニター、プリンター、ゲーム機器 etc)の物理的実体のことを指します。いわば、ソフトウェアを入れる「入れ物」を作っています。
例えば、Mac、iPod、iPhone、iPad、AppleWatchなどを製造しています。日本の代表的な企業は富士通、東芝、日立などです。
IT業界の開発モデル
自社開発
Webサービスやアプリなどを自社で開発・運営することです。
Amazonやメルカリなどが、自社開発をしています。
メリットは、比較的自由な働き方ができ、新しい技術などにチャレンジしやすいことです。
デメリットとして、スタートアップや小規模だと給料が安定していなかったり、会社内の制度が整備されていない場合があります。
受注開発(元請け・下請け)
元請け企業がクライアントから注文を受注し、細分化したシステムを必要の応じて下請け企業に依頼します。
もちろん、元請け企業が開発することもありますが、下請けに依頼することが多いです。
下請け企業は、その依頼にそったシステムをプログラミングします。
メリットは、経営が安定している企業が多く、社内制度もしっかり整っていることです。
デメリットは、新しい技術にチャレンジしにくく、プログラミングではなくマネジメントに移動する可能性があることです。
IT業界のビジネスモデル
B=企業・法人、C=エンドユーザー(個人/消費者)、E=従業員、G=行政
- BtoB・・・会社内の業務で使うツールなど
- BtoC・・・普段の生活が便利になるツールやサービス(Amazon、スマホゲームなど)
- BtoE・・対企業は自社のみではなく他社も含まれます。(副業やフリーランスなど)
- BtoG・・・役所のシステムやインターネット上での確定申告のシステムなど
- CtoC・・・ユーザー同士で行う取引(メルカリ、noteなど)
IT業界の雇用・契約形態
正社員 | 期限を定めていない労働契約のこと |
業務委託 | 法律に業務委託契約と明記されておらず、一般的に請負契約と準委任契約の2つの事をさします。どちらも指揮命令できるのは自社の人間のみです。派遣先の人間が命令するのは法律違反になります。
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派遣 | 派遣先の社員として仕事をします。厳密な納品物はなく、労働力として求められています。 |
インターン | 学生のみが対象の実習訓練期間のこと |
参考
IT業界の組織形態
ベンチャー企業
常識にとらわれない独創的で革新的な事業開発を行う企業のことで、スタートアップ企業とも言われます。
SIer(システムインテグレーター)
SIerとは、企業に対して企画、設計、運用、保守を行う会社のことです。
IT業界の職種
デザイナー
デザイン(設計)を行う人のこと
種類 | UXデザイナー、UIデザイナー、Webデザイナー CGデザイナー、グラフィックデザイナー ゲームデザイナー、キャラクターデザイナー その他 |
必要な知識・スキル | 情報アーキテクチャ、心理学、行動経済学 レイアウト、配色、タイポグラファー HTML、CSS、JavaScript Photoshop、illustrator、エディターなど |
エンジニア
開発を行う人のこと
種類 | システムエンジニア、アプリケーションエンジニア、プログラマー データベースエンジニア、ネットワークエンジニア、インフラエンジニア 機械学習エンジニア、組み込みエンジニア セキュリティエンジニア、テストエンジニア カスタマーエンジニア、サポートエンジニア その他 |
必要な知識・スキル | データベース、ネットワーク、プログラミング言語、フレームワーク、セキュリテイ 開発業務、設計 |
営業・コンサルタント
自社製品を売り込んだり、クライアントの問題を解決するために相談・交渉する人のこと
種類 | ITコンサルタント セールスエンジニア |
必要な知識・スキル | 業界知識、製品知識 ビジネスモデル、経営学 プレゼンテーション能力、ヒアリング力、説明力 ITを使った課題/問題解決力 |
マネジメント
プロジェクトをマネジメントする人のこと
種類 | プロジェクトマネジャー 各リーダー(プロジェクトリーダーなど) |
必要な知識・スキル | マネジメント、管理 業界知識、製品知識 マネジメント、コミニュケーション、リーダーシップ |
マーケター
主にマーケティングを行う人のこと(売上管理、顧客増大、知名度アップ)
種類 | データサイエンティスト・・・主にデータ抽出を重点に置く人 データアナリスト・・・主にデータ分析を重点に置く人 |
必要な知識・スキル | マーケティング データ処理 統計解析、データベース ビッグデータ、マーケティング |
グロースハッカー
企業の利益向上を行う人のこと
必要な知識・スキルは、デザイン、エンジニア、マーケティング、マネジメントなどです。
R & D
主に研究開発を行う人
必要な知識・スキルは、新技術、新製品、機械学習などです。
開発業務の流れ
- 営業
- ヒアリング
- 企画、提案
- 見積もり、契約
- 要件定義
- 設計(SE)
- 実装(プログラマー)
- テスト
- 運用テスト
- 納品、リリース
- 保守
最後に
しかし、自分の将来のためにしっかり考えないといけません。
失敗してしまうと一生後悔することになってしまいます。
実際に私もプログラミングスクールに通ってエンジニアになりました。
興味がある方は、こちらの記事をご覧ください。